竹田城跡を後にして、この日のもう一つの目的の「砥峰(とのみね)高原」へ向かいました。砥峰高原...。「高原」という住所も何もない場所で本当にたどり着けるのか不安でしたがが、「砥峰高原」と大雑把にナビをセットして、国道312号をひたすら姫路方面へ走ります。

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砥峰高原は、ススキが群生していることで有名。秋のジャストタイミングの訪問となりました。

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(あまり興味が無いけど)大河ドラマ「平清盛」「軍師官兵衛」映画「ノルウェイの森」のロケ地にもなったそうで、何度も使われるのが頷けるこの風景。どことなくニュージーランドを思い出しました。

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こちらも、京阪神地区からも訪れにくい場所だと思いますが、ぜひ訪れる価値があると言える場所です。

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時刻も日が傾き掛けてきた頃だったので、なかなか良い感じのライティングに。パシャパシャと、写真を納めました。

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夜までに大阪でレンタカーを返す必要があったので、30分ほどで砥峰高原を後にし、再び大阪方面へ車を走らせました。

途中、巨大な長谷ダムが見えました。

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播但連絡道路に入ってからは高速道路を飛ばすだけだったのですが、かなりきついカーブがあったり対面通行だったりと、この道は少しヒヤヒヤ。中国道では神戸JCTや宝塚トンネル付近の渋滞があって、少し制限時間をオーバーしての梅田到着。レンタカーを返しました。

 


「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれ、幻想的な雲海に包まれる光景で広く知られるようになった竹田城跡。

以前までは、知る人ぞ知る的な感じで観光客も疎らだったようですが、訪問した年(2013年)の少し前くらいから徐々に人気が出はじめました。この訪問翌年以降も、さらにブームが過熱しているようです。

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竹田城跡で雲海が見られる時期

朝来市のホームページによると、

  • 9月〜11月の晩秋〜冬
  • 明け方〜午前8時頃まで
  • 湿度が高く十分な放射冷却があること
  • 良く晴れていること
  • 朝方と日中の気温の差が大きいこと
  • 風が弱いこと

という条件が揃うことが必要だそうで...。つまり、いつでも雲海が見られるわけではなく「(割と強い)運」が必要ということですね。

竹田城跡への行き方

京阪神エリアからは決して近いとは言えず、

  • 高速道路
    • 大阪から中国道経由で播但連絡道路にて1時間半強
  • 電車
    • 京都・大阪から特急+普通列車を乗り継いで2時間半〜3時間(時間によっては特急が止まる場合もあるそう)

ほど。思いつきではなかなか来ることはできない場所です。

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どこに泊まって朝霧を見にいくか

とにもかくにも朝霧を見るためには、朝早くホテルを出る必要があります。そのためには周辺のホテルや旅館に宿泊することになりますが、竹田城跡周辺はホテルや旅館の数がそもそも少なく、連休中ともなると、まともなホテル・旅館の予約が取りづらい状況。あとは古くて寂れたビジネスホテルしかなく、こちらはレビューが悪いので遠慮したいところです..。

この時も10月の三連休ということもあり、竹田城跡付近のホテルはほぼ満室...。今回泊まった福知山からレビューを見ても行けなくはないようですが、深夜出発ということになるので、仮眠程度の休みしか取れないだろうということで断念(苦笑)。

竹田城跡に登る

福知山から竹田駅付近まではすんなりと来ましたが、この日は「竹田秋祭り」により市内が大渋滞。竹田城を目の前にして全く車が動かず、駐車場に入れませんでした。朝来市のホームページによれば、この竹田秋祭りというのはは百数十年の歴史があるそうで。2015年には、屋台や神輿の練り歩きが困難で祭りの開催に支障がでているとのことで、祭り期間中に「竹田城跡への登城禁止」という措置がとられてしまいました。観光客にとっては、少々迷惑な存在かもしれません..。

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城下町から竹田城に登る手段は、以下の3つとなります。

  • 徒歩で登る
    • 山道を40分〜50分ほど登る
  • 車で途中まで登る
    • 駐車場が満車の場合がある。途中から20分ほど歩くことが必要
  • 天空バスで登る
    • 便数が少なく、こちらも途中から20分ほど歩くことが必要

足が悪い方にとっては少し厳しい条件となりそうです

結局、中心部の駐車場に停めることは諦めて、少し離れてた臨時駐車場に車を停めて徒歩で山を登ることに。途中まではアスファルトで舗装された道なので、そこまで「いい運動になった」なという感じです。
 

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竹田城跡からの景色

登り切った時の景色は、まさに絶景。
対面に見えるのは立雲峡で、雲海に包まれた竹田城跡を見る時にはこちらに登って拝むことになります。

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下で駐車場は車が多すぎて停められませんでしたが、お城の方では観光客も多すぎる感じもせず。木陰で昼寝をしている人もいて、のどなか感じでした。

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二の丸、そして本丸へ。

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竹田城跡の石垣は、「穴太(あのう)積み」と呼ばれる自然石を配置しているほか、出角部分では「算木積み」と呼ばれる積み方をし、さらに強度が高められ崩れにくくなる技法を取っているとのこと。これからの工夫が400年以上でもなお立派な城郭を保っています。

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さらに上部から、城郭を望む。まさに「天空の城」「日本のマチュピチュ」に来たと思わせるような景色でした。

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この後の旅程もあるので後ろ髪を引かれつつ、再び徒歩で下山を始めました。せっかくであれば雲海が見たかのですが、それでも満足した滞在となりました。

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参考リンク

朝来市ホームページ

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