那覇でANAの宮古行きへ乗り換えです。沖縄の離島は魅力的なものの、フライトの費用が非常に高いものでした。しかしスカイマークが独占状態に風穴を開け、ANAとJTAの運賃も「今までは何だったんだ?」と思うほど大きく下がりました。それもあってか、宮古行きは満席。東京からの乗り継ぎ客を載せているのだとは思いますが、平日でこの埋まり方は驚きです。

那覇空港を離陸後、慶良間諸島の上空を通過しました。ケラマブルーの海が非常に美しいです。

さらに、久米島が遠くに見えました。びよーんと横に伸びてたハテの浜も。

40分という短いフライトなものの、ドリンクサービスもあって驚きました。先ほどは2時間半のフライトで、ドリンクは有料でしたから..。

東横イン成田空港で前泊

ジェットスター就航時の「1円セール」で取得したチケットは、なんと午前6時成田発でした。羽田ならまだギリギリOKな時間ですが、成田だと始発電車でも間に合わいません。というわけで、東京都民が成田前泊することになりました。それも国内線のために...。それでも、前泊費を含めても安いのだからと自分を納得させ、仕事終わりに成田空港へと向かいました。

せっかくだからと、新型スカイライナーに乗るために日暮里駅へ。しかしスカイライナーは、18時以降は千葉方面へ帰宅するサラリーマンを乗せたイブニングライナーとなり、京成線経由の運転となるため非常に所要時間がかかるようです。それでも、新型のスカイライナーに乗れたのは良かったです。

前泊のホテルに選んだのは、いつも利用している東横イン。もちろん空港からの送迎もついていて、送迎バスやタクシーで、10分〜15分ほどです。ここの東横インは、他のホテルの跡地を利用したもので、他の東横インと比較して非常に広めになっています。

空港が見渡せる部屋を確約するプランでしたが、アサイン部屋からは成田空港に駐機している飛行機を見ることができました。明日搭乗するジェットスター機も駐機されています。

お酒を飲んで、明日の搭乗に備えます。

JetStar Flight 

第2ターミナルの暫定LCCターミナルへ向かいます。4:45に空港に到着。

既にウェブチェックインしている上、預け入れ手荷物もないので、そのままセキュリティチェックへ向かいました。ただ、まだまだローカライズできていなかったり、分かりにくかったり、ウェブチェックインはまだまだひどいものでした。

ジェットスター側の搭乗待合室は、JALやスカイマークなども乗り入れているためか、エア・アジア側より施設がマシな方でした。トイレはもちろん、売店なんかもあります。この早い時間でも、おにぎりやお弁当などを売っているのは助かりました。

ただ成田空港内で「JPP」という3レターをサインで表示している一方で、ジェットスターの発行している紙には、「GK」という2レターが書いてあったため、乗り慣れない人が混乱していたようでした。

飛行機は、バスで搭乗。座席順に呼ばれます。搭乗客を見ていると若い世代のグループが多く、背広を着たサラリーマンは全くいませんでした。低料金が新しい需要を産む、というLCCのあるべき姿だなぁ、と感じました。

前方の席に居たので、クルーの会話が聞こえてきました。同じ時間帯に出る、関西・福岡便の様子を気にしていたようです。(せめて1日の出だしだけは?)オンタイムであることを強く意識している印象を持ちました。

座席前後の間隔については、足元は特段狭いとは思いませんでした。ただ、座席がバケット状になっているので、姿勢が固定されます。僕は好みではないですけどね。

なぜか、離陸直前の「ポーン、ポーン、ポーン」はなし。出発した成田空港を横に見ながら、徐々に高度を上げていきます。

九十九里浜上空を通過。

上空では、何度か機内販売に回ってきましたが、LCC的な押しつけ感も無く、まったく気にならないレベルでした。

最終の着陸体制に入り、沖縄上部からアプローチ。水納島、古宇利島、万座毛、海中道路などを通り、南風原付近からぐるーっと回って、那覇空港へ。

恩納村付近の海岸。

平日だからか、いつもは混雑している那覇空港は、比較的空いていました。

台風が近付いていたということもあり、ランチを食べた後は、天気が悪くなることを見越して景勝地を中心に回ることにしました。宮古島は何年ぶりでしたが、ゆったりとした時間が流れている島とは言え、新しい道やお店ができていたりと、さすがに変化があります。

前浜ビーチ

前浜ビーチは、長さ1Km以上を誇る宮古島で一番のビーチです。真っ白の砂浜、エメラルドグリーンの海の理想的なビーチです。目の前には来間島と、宮古島とを結ぶ来間大橋が見えます。

いかにも「沖縄の海」という感じの雰囲気です。青い空が良く合います。

砂浜と海のグラデーションが、美しい場所です。

来間島

来間大橋を渡り、来間島にやってきました。周囲は6Km、人口約100人あまりの小さな島です。島全体でサトウキビの栽培が行われており、宮古島よりさらにゆったりとした時間が流れています。

来間島の展望台に登ることをオススメします。目の前に見えるのは、先に訪れた前浜ビーチ。綺麗なビーチが広がっています。

東急リゾート。このホテルに泊まれば、前浜ビーチが目の前というロケーションです。

展望台の上はすごい風でした。

 来間島を振り返ります。民家も少ないですね。来間島にもビーチがあり、宮古島に比べて人も少ないのです。

 

宮古島諸島の北端にあるへ池間島。来間島と同じように、宮古島との間に橋が架かっています。

池間島

池間島に向かうには宮古島の北端まで走ることになり、思ったより距離があります。池間大橋の横には西平安名崎があり、風力発電所が3機ほどあります。大型台風の時はブレードがポキっと折れてしまうこともあって、訪問のタイミングによっては寂しい様子も見られるかもしれません。

左に見える少し小高い山が、大神島です。神聖な場所なので、島内は撮影しない方が良いとか。

この景色を見られるのは、池間島側の売店の中にある展望台からです。池間大橋を渡ってからスグに売店があるので分かりやすいかと思います。アイスはもちろん、サトウキビジュースなども取り扱っています。

海岸の方まで出てみました。少し波が荒かったものの透き通った色が印象的でした。池間島の中には特に観光客が見て回るところはないので、再度池間大橋を渡って宮古島へ戻ります。

東平安名﨑

今度は、宮古島の中でも有名な景勝地である東平安名崎まで走ります。駐車場で車を止めて、ボチボチと岬へ歩いて行くと、東平安名崎灯台が見えてきます。

眼下に広大なな東シナ海が現れます。台風の影響もあり大荒れでした。普段は静かな場所なのですが...。

たしか灯台の中にも入ることができたかと思います。

フェリーで伊良部島へ

この日の宿は、伊良部島。まだ橋が完成していないので、フェリーでの移動が必要です。念のためにフェリー会社に電話で聞いてみると、「今日は大丈夫だが、明日は天候次第」とのことで微妙な状況です

フェリー乗り場に着くと、「わ」ナンバーの脳天気な行動が気になるようで「泊まり?」と確認されました。改めて聞いてみると、午前中は多分大丈夫のことだったので、何の根拠もないもののスタッフの言うことに賭けて、伊良部島に渡ることにしました。

フェリーにはバックでの侵入が必要です。運転に不慣れな場合は、運転を代わって貰った方が良いでしょう。ささっと、駐車してくれました。地元の人のほとんどは、客室に上がずに車内で待機しているようでした。

伊良部大橋の完成まで、あと2年。なんだかんだで、橋脚も伸びて、着々と工事も進んでいるようでした。この橋の完成で、島の生活も大きく変わることでしょう。

伊良部島

伊良部島は、宮古島から4Kmの距離にあり、人口6,000人ほど。のんびりとした島です。走っている車も、宮古島と比べて遥かに少ないです。

こちらは佐和田の浜。海岸にたくさんの岩が広がっています。1771年にあった石垣島地方の大地震によって引き起こされた大津波によって、打ち上げられたものだそうです。

日本のパイロットの訓練場でもあった、下地島空港。立派な滑走路を有し、かつてはジェット機がタッチアンドゴーしながら飛び交っていましたが、ANA/JAL共にシミュレータ中心による訓練への移行し、現在は定期便もなく静かな施設です。かつての様子はyoutubeでどうぞ。宮古島と隣接していることもあり、この空港を活用しようという話しが、出ては消えていきます。

RWY17エンド側。エメラルドグリーンの海に、飛び交う白色の機体は美しいものでした。

伊良部島の夕陽

台風接近で雲が多かったものの、なんとか雲の隙間から夕陽を見ることができました。

この日の宿は、「いなうの里」。チェックインの時に「昨日来ないから、どうしたかと思って」と宿の人に言われ、予約日を間違えるというハプニング発生。幸いキャンセルが出て2室空いていたので、夜露をしのぐことができました。

外観はアパートですが、中は非常に綺麗です。アメニティも揃っていて、ユニットバスも新しくて水回りも綺麗でした。

エアコンが壊れていましたが、かろうじてエアコンなしで過ごすことができました。

宿の周りには飲食店がないので、一階の定食屋で晩ご飯です。ゴーヤチャンプルーも、「てびち」も、生ビールも500円と非常に安かった。味も美味しかったです。

こちらは、ボリューム満点の朝食。味噌汁の代わりにそばが付いてきます。沖縄ではよく見かける光景です。

宿のレビューで「マンゴージュースが美味しい」と書いてあったので、注文してみました(もちろん別料金)。朝から、冷たくて濃厚なマンゴージュースを飲んでリフレッシュできました。

道ばたのサトウキビが、大きく成長していました。下地島にある交差点は、見通しが悪くなっている...というか全く見えなくなっている場所があるので、注意が必要です。

通り池

通り池は、下地島北部の観光スポットです。見た目は池のようになっていますが、2つの池と外の海とが内部で繋がっている、自然の神秘を感じる場所です。通り池はダイビングスポットでもあり、ダイバーにとって憧れのスポットであるそうです。

周辺は遊歩道として整備されていますが、直近の台風で遊歩道が破壊されていました...。

中の島ビーチ

中の島ビーチは下地島の西にあり、珊瑚礁が目の前に広がる非常に美しいビーチです。リーフの中に入ると、約100種類の魚が生息していて、まるで天然の水族館。中の島ビーチは非常に人気があり、シーズンになるとたくさんの観光客がシュノーケリングやダイビングに訪れます。

近くをレンタカーで通りかかると、たまたま知り合いの業者の社長がいました。本来ならばスタッフに任せるところを、台風前の海の難しい状況を見て、今日の催行を判断しているとのこと。幸い催行できるとのことで「せっかくだし、海に入っておけば?」と言われて、急遽参戦。

台風のために魚も沖のほうから入り江の方に避難してきて、いつもより多く泳いでいました。色とりどりなサンゴ礁も印象的でした。

再び下地島空港を横に見た後、フェリーで宮古島へ戻ります。

台風のために工事が遅れ(機材が一時本土に避難していたとか)、何度も開通が延期された伊良部大橋。果たして、次回は。

宮古島に戻ってから、台風の影響を受けなさそうなユートピアファームへ。 様々な植物がビニールハウスの中に植えられており、その中を見学できます。

植物園には、パパイヤやマンゴー、ブーゲンビレア、バナナなどが植えられています。この時の花の状態はイマイチでしたが、最後に食べたスターフルーツのソフトクリームは美味しかったです。以前訪れた時に食べた、マンゴーソフトアイスも美味しく、コーンはその場で焼いて作っているため、パリパリで香ばしいものでした。

こちらはアップルマンゴー園。この園内で38棟のハウスでマンゴーを栽培し、年間5万個を生産しているそうです。

南国らしく、200種類のハイビスカスを見ることができます。それも微妙に色や形が違い、特徴があります。

古謝そば 本店

宮古島に到着しレンタカーを借りて、早速向かったのは古謝そば本店でした。車だと少し入りづらい場所にあるので、お気を付け下さい。

野菜肉そばを注文。コーレグースを少し掛ければ締まった味になります。

他にもいろんなそばがあります。サービスのレベルはお世辞にも良いとは言えないがこの店ですが、どれも味はなかなかです。

泡盛「華翁」

宮の華の古酒。大きなクセなく、ガツンときてうまかった。宮の華といえば、伊良部に酒造所があり、以前訪れた際には、おじぃとおばぁが、懸命に瓶詰していたのを記憶があります。

居酒屋の店員と泡盛の話しになったのですが、「むしろ僕らは同じようなものを飲んでいるので、東京とかで飲み比べしている人のほうが、泡盛詳しいですよ」とのこと。なんじゃそれ。

スーチカー

ジューシーなスーチカーでした。

馬刺し

脂身もしつこすぎず、泡盛のアテにはピッタリでした。

島唐辛子のギョウザ

ちょっとピリ辛な餃子でした。こちらも食が進みます。美味しかったです。

 

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