旅の概要

10月の3連休。竹田城跡のみ巡る予定があれもこれもと付け加えて

  • 美山 かやぶきの里(京都)
  • 竹田城跡(兵庫)
  • 砥峰高原(兵庫)
という旅程となりました。

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羽田→伊丹便のおすすめ座席はは窓側K席

大阪伊丹まではいつもの飛行機。

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羽田→伊丹便のおすすめ座席は、翼付近を除く窓側K席の座席(飛行方向向かって右の窓側)。この日は、横浜上空、江ノ島、富士山までクッキリと望むことができました。もう少し行くと名古屋の南上空を通過するので、名古屋も見えるのですが残念ながら雲に覆われて見ることができませんでした。

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横浜上空。みなとみらい21地域・ベイブリッジ・本牧埠頭まで。

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しばらくして見える、小さな出島のようなものが、江ノ島。

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そして富士山。この年は10月に入ったものの初冠雪はまだ。

この日は機材は、国内線に配備された国際線向けの777-200ERでした。エンジンが異なるので分かりやすいですね。

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飛行機はその後、無事に伊丹空港へ着陸。
 

※この記事は2013年のものです。現在は状況が異なっていることがありますので、最新の情報は各関係先へお問い合わせ下さい。

伊丹空港でレンタカーを借り、お連れ様をピックアップして名神高速を飛ばします。

美山 かやぶきの里への行き方

京都美山地区には、京都縦貫自動車道 園部ICから一般道を使って行くことになります。京都市内からであれば1時間ほどで、京都縦貫道が大山崎まで開通して一気にアクセスがしやすくなりました。

一番知名度の高い「知井地区」のみ見るのであれば、京都駅・園部駅からバスで行けるのですが、複数の集落を巡りたいのであれば、レンタカーで行った方が良いでしょう。

美山牛乳

途中休憩を取らずに運転してきたので、ここで休憩。

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地元の美山の乳牛で生産している美山牛乳。直売所で販売している美山牛乳ジェラートが、さっぱりとして美味しかった。

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かやぶきの里の見どころ

かやぶきの里の見どころは、何と言っても、昔ながらの美しい日本の山村がそのまま残されていること。国の重要伝統的建造物群保存地区として、茅葺きの集落が残されています。いわゆる「田舎」というのは、は日本全国どこにでもありますが、ここは「日本の原風景」とも言えそうな場所です。

美山には「大野地区」「宮島地区」「鶴ヶ岡地区」「平屋地区」「知井地区」5つの集落があり、それぞれ村の景色や見どころも様々です。

国道を走らせていると、もっとも有名な「知井地区」の集落が見えてきます。近くにお土産屋兼・駐車場があるので、そこに車を止めて、歩いて回りました。

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ここだけ切り取ると、まんが日本昔話の世界に入ったみたいです。

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民家のほとんどが、茅葺きになっています。

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 屋根に目を凝らすと、一本一本の茅。定期的に行っている葺き替えも大変そう...。

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野外博物館ではないので、もちろん地元の人も多く住んでいます。おばぁちゃんが座っている様子を見ると、のんびりとした生活の様子が伝わってきました。

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ツアーバスが何台か来ていましたが、それが行ってしまうと観光客もまばら。まだまだ知名度が少ないのかもしれません。

 

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今回は時間の都合上、この地区しか見る事ができませんでしたが、美山でのんびり一泊して、いろんな集落を回って田舎の時間を過ごすのもいいなぁと思いました。

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雪を被った屋根など、また季節によっても見せる表情が違いそうです。ぜひまた訪れたいですね。

参考リンク

美山ナビ

かやぶきの里 北村

京都美山からさらに山間の国道を1時間ほど走らせ、福知山に到着しました。

鴨料理「鳥名子」

何か美味しい物を食べたいと思っていたものの、「福知山の名物」というものが思い浮かばず、結果tabelogを頼って探すことに。鴨料理の「鳥名子」が評判が良さそうだったので、行ってみました。

お店に入るとなかなかの繁盛っぷり。これには期待..。今回注文したのは、シンプルな鴨すき。ドーンと山盛りのネギと一緒に出てきました。

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ネギを、鴨肉と一緒に出汁の入ったお鍋にくぐらせて食べます。シャキシャキとしたネギの食感と鴨肉の甘みと出汁のハーモニーが絶品でした。メニューには他にも気になる鴨料理・鳥料理が沢山ありましたが、今回は控えめに。

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ちなみにこのお店、東京にも何店かお店があるようです。

ホテルロイヤルヒル福知山

この日はホテルロイヤルヒル福知山に宿泊。福知山の市街地からやや離れた丘の上にあります。ホテル内には、広々とした温泉もあり、旅の疲れを取ることができました。

「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれ、幻想的な雲海に包まれる光景で広く知られるようになった竹田城跡。

以前までは、知る人ぞ知る的な感じで観光客も疎らだったようですが、訪問した年(2013年)の少し前くらいから徐々に人気が出はじめました。この訪問翌年以降も、さらにブームが過熱しているようです。

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竹田城跡で雲海が見られる時期

朝来市のホームページによると、

  • 9月〜11月の晩秋〜冬
  • 明け方〜午前8時頃まで
  • 湿度が高く十分な放射冷却があること
  • 良く晴れていること
  • 朝方と日中の気温の差が大きいこと
  • 風が弱いこと

という条件が揃うことが必要だそうで...。つまり、いつでも雲海が見られるわけではなく「(割と強い)運」が必要ということですね。

竹田城跡への行き方

京阪神エリアからは決して近いとは言えず、

  • 高速道路
    • 大阪から中国道経由で播但連絡道路にて1時間半強
  • 電車
    • 京都・大阪から特急+普通列車を乗り継いで2時間半〜3時間(時間によっては特急が止まる場合もあるそう)

ほど。思いつきではなかなか来ることはできない場所です。

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どこに泊まって朝霧を見にいくか

とにもかくにも朝霧を見るためには、朝早くホテルを出る必要があります。そのためには周辺のホテルや旅館に宿泊することになりますが、竹田城跡周辺はホテルや旅館の数がそもそも少なく、連休中ともなると、まともなホテル・旅館の予約が取りづらい状況。あとは古くて寂れたビジネスホテルしかなく、こちらはレビューが悪いので遠慮したいところです..。

この時も10月の三連休ということもあり、竹田城跡付近のホテルはほぼ満室...。今回泊まった福知山からレビューを見ても行けなくはないようですが、深夜出発ということになるので、仮眠程度の休みしか取れないだろうということで断念(苦笑)。

竹田城跡に登る

福知山から竹田駅付近まではすんなりと来ましたが、この日は「竹田秋祭り」により市内が大渋滞。竹田城を目の前にして全く車が動かず、駐車場に入れませんでした。朝来市のホームページによれば、この竹田秋祭りというのはは百数十年の歴史があるそうで。2015年には、屋台や神輿の練り歩きが困難で祭りの開催に支障がでているとのことで、祭り期間中に「竹田城跡への登城禁止」という措置がとられてしまいました。観光客にとっては、少々迷惑な存在かもしれません..。

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城下町から竹田城に登る手段は、以下の3つとなります。

  • 徒歩で登る
    • 山道を40分〜50分ほど登る
  • 車で途中まで登る
    • 駐車場が満車の場合がある。途中から20分ほど歩くことが必要
  • 天空バスで登る
    • 便数が少なく、こちらも途中から20分ほど歩くことが必要

足が悪い方にとっては少し厳しい条件となりそうです

結局、中心部の駐車場に停めることは諦めて、少し離れてた臨時駐車場に車を停めて徒歩で山を登ることに。途中まではアスファルトで舗装された道なので、そこまで「いい運動になった」なという感じです。
 

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竹田城跡からの景色

登り切った時の景色は、まさに絶景。
対面に見えるのは立雲峡で、雲海に包まれた竹田城跡を見る時にはこちらに登って拝むことになります。

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下で駐車場は車が多すぎて停められませんでしたが、お城の方では観光客も多すぎる感じもせず。木陰で昼寝をしている人もいて、のどなか感じでした。

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二の丸、そして本丸へ。

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竹田城跡の石垣は、「穴太(あのう)積み」と呼ばれる自然石を配置しているほか、出角部分では「算木積み」と呼ばれる積み方をし、さらに強度が高められ崩れにくくなる技法を取っているとのこと。これからの工夫が400年以上でもなお立派な城郭を保っています。

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さらに上部から、城郭を望む。まさに「天空の城」「日本のマチュピチュ」に来たと思わせるような景色でした。

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この後の旅程もあるので後ろ髪を引かれつつ、再び徒歩で下山を始めました。せっかくであれば雲海が見たかのですが、それでも満足した滞在となりました。

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参考リンク

朝来市ホームページ

竹田城跡を後にして、この日のもう一つの目的の「砥峰(とのみね)高原」へ向かいました。砥峰高原...。「高原」という住所も何もない場所で本当にたどり着けるのか不安でしたがが、「砥峰高原」と大雑把にナビをセットして、国道312号をひたすら姫路方面へ走ります。

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砥峰高原は、ススキが群生していることで有名。秋のジャストタイミングの訪問となりました。

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(あまり興味が無いけど)大河ドラマ「平清盛」「軍師官兵衛」映画「ノルウェイの森」のロケ地にもなったそうで、何度も使われるのが頷けるこの風景。どことなくニュージーランドを思い出しました。

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こちらも、京阪神地区からも訪れにくい場所だと思いますが、ぜひ訪れる価値があると言える場所です。

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時刻も日が傾き掛けてきた頃だったので、なかなか良い感じのライティングに。パシャパシャと、写真を納めました。

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夜までに大阪でレンタカーを返す必要があったので、30分ほどで砥峰高原を後にし、再び大阪方面へ車を走らせました。

途中、巨大な長谷ダムが見えました。

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播但連絡道路に入ってからは高速道路を飛ばすだけだったのですが、かなりきついカーブがあったり対面通行だったりと、この道は少しヒヤヒヤ。中国道では神戸JCTや宝塚トンネル付近の渋滞があって、少し制限時間をオーバーしての梅田到着。レンタカーを返しました。

 


難波付近で昼食をとり、関空へ向かいました。通常はKIX/NRTの夜便に乗いのですが、この日はお昼過ぎの便。

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関空発のジェットスターも、だいぶ増えてきたなーという印象です。

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秋晴れの上空を飛んで、成田着。特筆することはありませんが、スムーズなフライトでした。

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