11月の最終週。2週連続で京都へやって来ました。伊丹空港には7時過ぎに到着し、梅田経由でJRで京都・嵐山に向かいます。

前日夜までどこのへ行こうか迷っていたのですが、たまたまFacebookの投稿を見て、直指庵(じきしあん)に行こうと決めました。直指庵は京都嵐山の紅葉が、ぎゅぎゅっと濃縮されているような美しい場所ですが、あまり知られていないのか、人気が少なく落ち着いた場所でした。

直指庵は嵐山の外れ、竹林に囲まれた場所にあります。嵯峨野嵐山駅からは徒歩20分程度といったところ。大覚寺からは10分程度です。google mapsを頼って向かいますが、ところどころ看板があります。向かっている最中に、燃えるような山々や、民家の紅葉に目が奪われてしまいました。まだまだベストシーズンのようです。

直指庵の味のある山門です。2015年現在は、真新しいものに変わってしまったようです。

山門をくぐってからの紅葉が敷き詰められた庭が、素晴らしかったです。

 

 

 

本堂には、「思い出草ノート」と呼ばれるものがあるり、自分の悩みや思い、この寺の感想が書かれています。

 

小高い所が、直指庵の中でももっとも紅葉が美しい綺麗です。

大覚寺は、真言宗大覚寺派の大本山だけあり、観光バスが多く停まるような大きなお寺です。先ほどの直指庵とは、雰囲気がまるで違います。

大覚寺は、かつての嵯峨天皇の離宮で、巨大な境内が特徴です。天皇が造営したという日本最古の人工の庭園には、大沢池があります。境内が少し混雑していたので、先に大沢池の周囲を一周してきました。周囲は約1キロ。紅葉が美しい庭園でした。

内部はとにかく沢山の部屋があるなー、という感じです。

最後に、大覚寺の境内にある茶店で、嵯峨うどんを頂きました。特段と美味しいものではありませんでしたが、冷えた身体が温まりました。

 

次の場所に向かっている途中に、立派な門構えのお寺の前で足が止まりました。思わず覗きたくなり中に入ると、とても広い境内に驚きます。その中に一本、濃厚な色の紅葉の木がありました。

宝筐院(ほうきょういん)へやってきました。平安時代に、白河天皇によって創建されたお寺です。

いきなり「大型カメラ禁止」「三脚禁止」という巨大な看板...。お断りするだの禁止だの結構キツい書き方なので、少しビビってしまいますが、中に入れば、なぜそこまで敏感になっているのか納得です。上から下まで、赤と黄色で空間が埋められた庭園は、まさに異空間でした。落葉も綺麗です。

宝筐院には毎年の紅葉のピークの日にちが載っているので、こちらを参考に参拝すると良さそうです。


参考リンク

小倉山 二尊院

ここで藤原定家が撰集したことに由来するのが「小倉百人一首」です。「紅葉の馬場」と呼ばれる参道の紅葉が美しいのですが、ちょっと紅葉の時期は少し過ぎていたようです。

こちらが本堂。

奥の高台に上がると、京都市内を望むことができます。

嵐山・渡月橋

嵐山の中心部を抜け、嵐山駅へ向かいます。

落柿舎。

途中の竹林。紅葉との共演もいいものですね。

混み合う渡月橋。秋と春は相変わらず、凄い人です。この後、嵐山から阪急電車で河原町へ向かいました。

朝早く家を出たので疲れていたで、河原町の漫画喫茶でしばらく仮眠。夕方になってから、高台寺と清水寺のライトアップに向かいます。鴨川を渡る頃には、もうすっかり陽が落ちていました。

高台寺は、まだ開門前にもかかわらず、大行列..。並ぶ気になれず、スキップすることにしました。清水寺へ通じる「ねねの道」も、かなりの人通りです。

やがて二年坂に入ると、さらに人が多くなり、とうとう前に進まなくなりました。そのまま産寧坂を経由して清水寺の待ち行列となりました。まだ拝観時間まで、40分くらい。清水寺のライトアップは人気がありますが、まさかここまで並ぶとは思ってもいませんでした..。

拝観受付の前。ディズニーランドもビックリの行列です..。

三重塔のライトアップ。

ようやく来た清水の舞台の中はでは、人・人・人...。

奥の院から、本堂を納めます。紅葉と舞台の木の足組が綺麗にライトアップされています。京都のライトアップの中でも、最も美しい場所の一つだと思います。待った甲斐がありました。

今度は下のお茶屋から、舞台を望みます。

庭園の池の水面に写し出された紅葉のライトアップも、なかなか良かったです。

大満足した後、帰路へ。東山の交差点まで歩いて降りてバスを待っていましたが、車は大渋滞、バスも大混雑..。紅葉シーズンの京都の交通事情にうんざりです。京都駅まで乗り、JRでこの日の宿の大阪方面へ向かいました。

特に行く場所が思い浮かばなかったので、とりあえず京都御苑へ。京都駅からも、地下鉄で数駅とアクセスはしやすい所にあります。

広大な京都御苑

京都御苑は、1862年まで500年ほど皇居だったそうで、巨木が多くその歴史を感じさせられる場所です。現在は、管理が行き届いている公園になっており、敷地内にはいくつか神社や庭園もあります。

広大な敷地の京都御苑を歩き回るのは、思った以上に大変でした。たしかに紅葉も銀杏も良かったのですが、その中から自力でベストスポットを探すのは、困難です。環境省のページを見てから、計画的に回ると良いかと思います。

敷地内の数々の神社

 こちらは、日本庭園に唖にある厳島神社 。由来は、やはり安芸の宮島だそう。

京都御苑の紅葉・銀杏

春と秋の二度、一般公開され、御所の中の紅葉も見られるとのことそちらも楽しみ。。

思わず撮ってしました...。

これだけ垂れているのも珍しいですよね。

参考リンク

京都御苑を後にし、早めに京都駅に着きました。自分の新幹線の時間まで余裕がありましたので、早めにホームに出て、新幹線ウォッチングをしていました。

東海道新幹線 京都駅では、最大3分に一度、中央線ばりに交互発着を行っています。上り線のホームには、人が溢れかえり、すれ違うのもやっと。

車掌の動きを見ていました。乗客の安全を守るというのと出発時刻を守る、この大きな仕事を。頻繁に時計を見ているのが印象的でした。

 

普段は飛行機ばかり乗っていたので、この時は実に7年ぶりの東海道新幹線に乗車。足元が広々なのは良いのですが、お酒とおつまみの臭いが強烈です..。

↑このページのトップヘ